剣道で僕もいろいろ小さいケガをしてきましたが、痛くなりやすい場所は大体決まっています。
ケガをしたり痛くなるのはいろんな理由があります。
この記事では剣道の小さいケガの予防と痛い場合のチェックポイントと対策について解説します。
試合や練習中は感じないこともありますが、痛さや違和感を感じたら、無理をしないようにしましょう。
剣道で打たれて痛い場合はこちらの記事をどうぞ!
剣道のケガの予防と痛い場合のチェックポイントと対策【無理は禁物です】
体のどこか一部が痛いときは休みましょう。
無理をするとケガをしたり、痛みが悪化したりすることになります。
僕は40代になってから、小さなケガや痛みを感じることが増えました(老化現象?)
剣道で痛くなりやすい体の部位は
・右足のかかと
・アキレス腱
・足のうら
・ふくらはぎ
・手首
・手のひら
・ひじ
などです。
右足のかかとのケガ
右足のかかとのケガです。
剣道をしていて右足のかかとが痛いという人も多いです。
右足の踏み込みの時にかかとからつくクセがついてしまうと、かかとを痛めてしまいます。
僕は試合中に出鼻ゴテを打った時に、体が下がりすぎてかかとから着地してしまい、一発でかかとを痛めてしまったことがあります。
かかとの骨が折れたのでは?と思うぐらい痛かったので後日病院に行ったのですが、ただの打撲でした。
かかとが痛い時は、かかとサポーターをつけると、踏み込みの時の痛みは少し減らせます。
サポーターをつけても痛いときは打撲などケガをしているかもしれません。
その試合でかかとを痛めたとき、2週間ほど踏み込みができないほど痛くなってしまってお休みしました。
踏み込み足については別の記事で解説しています。
アキレス腱が少し痛い
アキレス腱も痛くなることがあります。
特に踏み込みの時に左足をけるので、左足のアキレス腱に負担がかかります。
アキレス腱が痛いときは無理はせずお休みした方が良いです。
もし、切れてしまったら治るまでに長い時間がかかってしまいます。
僕はここ2年ほどアキレス腱に違和感があるので、アキレス腱サポーターをつけています。
アキレス腱への負担が軽くなるので練習や試合の時には毎回つけています。
十分に準備体操でストレッチしてから稽古してくださいね。
ふくらはぎが痛くなる
ふくらはぎのケガです。
剣道の練習中に左足のふくらはぎが肉離れのような感じになってしまったことがあります。
遠間からの飛び込み面が得意技だったのですが、左足を蹴り出した時に「ズキン」と痛みが。。
これはかなり長引き、2ヶ月ほど防具をつけた練習はできませんでした。
歳ですね。。
ケガが治ってからも少し不安があったので、サポーターを購入しました。
サポーターをつけることでふくらはぎの負担を軽減できます。
最初は思い切り飛ぶのではなく、様子を見ながら少しずつスピードと距離を増やしていくようにしました。
このケガ以降、遠間からの面よりも、一歩攻めてからの面を使うようにしています。
結果、剣道の「攻め」が少しわかるようになりました。
剣道の攻めについては別の記事で解説します。
足の裏の皮がめくれて痛い
足の裏のケガです。
久しぶりに練習した時に、左足の指の付け根(特に親指や中指あたり)の皮がやぶけてしまうことがあります。
これは左足でしっかり踏み出せている証拠です。
僕は練習中に足の裏の皮がやぶけて血が出てしまったことがありました。
ただし、 皮がめくれた状態だと痛くて練習できないので、
練習は休むか、テーピングして参加するようにしていました。
焼きテープはいつも防具袋の中に入れています。
手首のサポートなどにも使えます。
足の裏の皮のめくれているところをカバーするように指のつけ根のところに巻いて使います。
カバーされているだけで痛みはずいぶんマシになります。
一重まきだとすぐに剥がれてしまうので、少しずらしながら3回ぐらい巻いておけば練習中に取れにくくなります。
足の裏の皮も手の皮と同じように使うとだんだん強くなるので、家で板間がある人は、すり足や踏み込み足の練習をしていきましょう。
あまりやると家族や近所の方に怒られますので、注意してください。
すり足など足さばきについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
手首のケガ
剣道のよくあるケガに、手首のケガがあります。
左手に負担がかかったり、無理な体勢で打って右手の手首が痛くなってしまったこともあります。
試合で無理して手首を痛めてしまったときに、手首の負担を軽減するために
手首のサポーターを買いました。
この手首にぐるっと巻くタイプのサポーターは重宝しています。
手首の動きは多少制限されますが、
筋にかかる負担をやわらげてくれます。
また、左右どちらの手にも使えます。
手首が痛い場合は筋を痛めてしまっているかもしれないので、絶対に無理はしないようにしてくださいね。
手の内(手首のスナップ)がうまく使えるようになると、左手の手首への負担は軽くなります。
手の内についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ひじが痛い
試合中に無理な角度で竹刀を振り上げてしまって右のひじを痛めてしまったことがあります。
怪我のためしばらくの間、稽古を休むことになってしまいました。
練習できるぐらいまで回復した時に、
右腕の負担を和らげるため、肘サポーターをつけていました。
マジックテープで固定できるタイプがおすすめです。
腕の筋の負担を軽減できました。
手の指や手のひらの皮がむけて痛い
手のひらや指のケガです。
素振りや練習中に皮が水ぶくれのようになって、やぶけて痛くなることがあります。
これは続けていくと、だんだん手の皮が厚くなって、破れにくくなるので、
毎日素振りして強くしましょう。
やぶけた皮はむかずにそのままキープした方が、中の薄皮が強くなるまでの保護になります。
僕も左手は部分的に手の皮が厚くなって
薬指と小指の付け根と、手のひらに剣道だこができています。
右手の手の皮がやぶけてしまう人は、要注意です。
右手の握り方が強すぎです。
竹刀の正しい握り方はこちらの記事で詳しく解説しています。
剣道のケガの予防と痛い場合のチェックポイントと対策まとめ
剣道の試合や練習中は夢中でやっているので、ケガに気が付かないことが多いですが、
いつも以上の動きをして体を痛めてしまうことがあります。
剣道でケガをして痛くなりやすい体の部位は
・右足のかかと
・アキレス腱
・ふくらはぎ
・足のうら
・手首
・手のひら
・ひじ
などです。
右足のかかとは、かかとで着地するクセをつけないように、踏み込み足の練習をしましょう。
アキレス腱、ふくらはぎは年齢に応じて少しずつ負荷の少ない打ち方も身につけていくと良いですね。
足のうらと手のひらは練習を続けていけばだんだん強くなるので、心配ありません。
手首やひじは無理な打ち方にならないよう、基本の打ち(素振り)をしっかり練習してください。
小さなケガならすぐ治りますが、大きなケガをしてしまうとなかなか治らないので、
違和感を感じるときは無理せず休んで、
練習を再開するときはサポーターなどをつけて負担を軽くして徐々に慣らしていくようにしましょう。
正しい動きを身につけることで、ケガをしにくくなります。
その他の剣道の痛みについてはこちらの記事でご紹介しています。