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日本剣道形1本目〜3本目のポイント(初段の昇段審査用・動画つきで解説)

日本剣道形1-3本目 剣道の昇段審査(昇級)
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剣道初段の昇段審査に必要な日本剣道形の1本目〜3本目までのポイントを動画つきで説明します。
日本剣道形は奥が深いので、全部を理解して完璧にできるようになるのはものすごく難しいですが、
初段の審査であれば、ポイントをしっかりおさえておけば大丈夫です。

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日本剣道形1本目〜3本目のポイント(初段の昇段審査用・動画つきで解説します)

ここではまず日本剣道形の注意すべき共通のポイントを解説してから、
1本目、2本目、3本目のポイントを順に見ていきます。

日本剣道形の注意するべき共通のポイント6つ

日本剣道形の1本目から3本目までの共通のポイントは以下の6つです。
(4本目以降も共通です。)

・大きな声(気勢)
・すり足でつま先を上げない
・相手の目を見る(目付け)
・打太刀が先に動く
・急がない
・残心をとる

特に初段の審査では気勢、すり足、急がないは最低ラインです。

日本剣道形 1本目のポイント

日本剣道形 一本目

日本剣道形の1本目は上段からの面抜き面です。

一本目の流れとポイント


・打太刀は左足を前に出して左上段に構えます。
・左上段は左手は真ん中、右手が少し右になるように構えます。
・仕太刀は右足を前のまま上段に構えます。
上段の構えは地面と木刀の角度が45度になるように構えます。
・打太刀は左足から、仕太刀は右足から三歩、歩み足で前に出ます。
・打太刀は相手の面に届くように正面を打ち、ひざの下まで振り下ろします。
・仕太刀が一歩下がらなければ一刀両断になります。
・仕太刀は右足から一歩下がって面を抜いて、右足から前に一歩前に出ながら面を打ちます。
仕太刀は下がった時に右足のかかとが地面につかないように注意!
・打太刀が左足から半歩下がったのに合わせて、仕太刀は木刀を打太刀の眉間に合わせます。
・打太刀が左足からもう半歩下がったら、仕太刀は左上段に構えて残心。
・中段の構えに戻ります。この時、間合いは剣先が触れる間合いです。
・間合いが合っていない時は打太刀が間合いを調節します。

打太刀は仕太刀を相手の柄もろとも真っ二つに切るつもりで大きく面を打ちます。
仕太刀はタイミングを合わせて、一歩下がります。
最初はゆっくり練習して、相手を木刀でたたかないように注意しましょう。

日本剣道形 2本目のポイント

日本剣道形 2本目

日本剣道形 2本目は小手抜き小手です。

二本目の流れとポイント


・両方とも中段に構えて、打太刀から歩み足で三歩前に出ます。
・剣先が触れ合うところで構えます。間合いが合わない場合は打太刀が調節。
・打太刀が大きく振りかぶって小手を打ちます。
・打太刀の小手は相手の小手のすぐ下で止めます。(下まで振り下ろさない)
・仕太刀は木刀を少し下げながら左斜めに下がりながら小手をかわして、大きく振りかぶって小手を打ちます。
・木刀のもの打ちの部分(剣先よりも10センチぐらい手元寄りの場所)で打ち、残心。
・打太刀が中段に構え始めたら、仕太刀は打太刀の木刀を警戒しながら左足から一歩下がって中段の構え。

振りかぶって打つ時は、地面と木刀の角度が45度ぐらいまで振りかぶります。
それ以上振りかぶると振りかぶりすぎなので、注意してください。

日本剣道形 3本目のポイント

日本剣道形 3本目は突きをいなして攻める技です。

3本目の流れとポイント


・下段の構えから三歩前へ出て、ゆっくりと中段に構えます。
・このとき、相手の目を見て、木刀は見ないように!
・間合いが近くなりすぎないように注意。間合いがよくないときは打太刀が調節。
・打太刀が木刀を左にひねりながらみぞおちを突き、
・仕太刀が中段の構えから木刀を左にひねりながら、左足から一歩下がってこの突きをいなします。
・仕太刀は突きをいなしたら、中段の構えを維持したまま右足、左足と前に出ます。
・打太刀は、右足から一歩下がりながら相手の木刀を左から当て、次に左足から一歩下がりながら右から木刀を当てて、仕太刀の木刀を中心からそらします
・打太刀は木刀を下げながら左足から三歩小さく下がります。
・仕太刀は打太刀が下がるのに合わせて三歩小さく前に出ながら、3歩目で木刀の剣先を打太刀の眉間に合わせます。これが残心。
・打太刀が木刀を中段の構えに戻し始めたら、仕太刀は左足から5歩下がります。
・仕太刀が三歩下がったら、四歩目に合わせて左足から2歩、歩み足で前に出て中段に構えます。

3本目は1、2本目と比べて難しいので十分練習しましょう。

打太刀は突いたあと、下がりながら木刀を合わせる時に、
左手が体の中心から外れないように注意してください。

日本剣道形1本目〜3本目のポイント(初段の昇段審査用・動画つきで解説)まとめ

日本剣道形1-3本目
日本剣道形1-3本目

日本剣道形の1本目から3本目までのポイントを解説しました。

動画は試合の前の演舞で私がやった日本剣道形のビデオです。
僕も修行中の身なので、完璧ではありませんが、4段までならOKのラインです。
間違いやすいところも参考にしてください。

動画を見ながら、動きを確認してみてくださいね。

日本剣道形は正しい動きをすることがとても重要です。
審査では礼法、構え、足さばき、相手との間合い、打ち、木刀の使い方を見られます。

必ず鏡を見たり、ビデオに撮って自分の動きをチェックしてください。

日本剣道形の共通の注意点は
・大きな声(気勢)で「ヤァァ!」「トォォ!」
・すり足でつま先を上げない=いつもかかとを上げておく
・相手の目を見る(目付け)=木刀を見ない
・打太刀が先に動く=打太刀が先生役、仕太刀は生徒役
・急がない=ゆったりと動き、打ちは鋭く
・残心をとる=打ち終わった後、相手の動きを止める気迫で

1本目の注意点(ポイント)
・構えの角度=地面から45度
・打太刀は相手を一刀両断するつもりで

2本目の注意点(ポイント)
・仕太刀は木刀を下げながら左斜め後ろに下がって小手を抜く

3本目の注意点(ポイント)は
・仕太刀は突きをいなして前に出るときは中段の構えのまま(腕を伸ばして突かない)
・打太刀は突いたあと、下がりながら木刀を合わせる時に、左手が体の中心から外れないように注意

でした。

初段の昇段審査についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
剣道初段取得(昇段審査合格)までの完全ロードマッ

2段の審査に必要な日本剣道形4本目、5本目のポイントはこちらの記事で解説しています。
日本剣道形4本目と5本目のポイント(二段の昇段審査用・動画付きで解説)

自分の木刀を持つと、自分にあった重さの木刀で練習や審査が受けられます。

まだマイ木刀を持っていない方はこちらの記事をどうぞ
剣道の木刀の選び方(昇段審査用のマイ木刀選びのポイント)


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