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日本剣道形6本目と7本目のポイント(三段の昇段審査向用、動画付きで解説)

剣道の昇段審査(昇級)
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剣道三段の昇段審査に必要な、日本剣道形の6本目と7本目のポイントを動画付きで解説します。
日本剣道形は奥が深いので、全部を理解して完璧にできるようになるのは大変ですが、三段の審査であればポイントをおさえておけば大丈夫です。

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日本剣道形6本目と7本目のポイント(三段の昇段審査向用、動画付きで解説)

日本剣道形6本目と7本目のポイント(三段の昇段審査向用、動画付きで解説)

6本目と7本目は5本目までよりも更に難易度が上がります。
まずはしっかり頭に入れて、体で覚えてしまいましょう。

日本剣道形の注意するべき共通ポイントは別記事で解説していますので、そちらをご確認ください。
日本剣道形をわかりやすく解説【動画で重要ポイントを総点検】

日本剣道形6本目のポイント

日本剣道形の6本目は小手すりあげ小手です。
5本目の面すりあげ面よりもう一段階難しいです。

6本目の流れ

・打太刀は中段、仕太刀は下段に構えます。
・右足から小さく3歩進んで、
・仕太刀は下段から相手の拳の中心を攻めるように中段に上げていきます。
・打太刀は上がってくる刀を抑えるように剣先を少し下げます。
・仕太刀の刀が打太刀の刀に当たる直前に、打太刀は右足を引いて左諸手上段に構えます。
・打太刀が下がるので、仕太刀は中段のまま右足から一歩前に攻め、剣先は左拳に向けます。
・打太刀は左足を引いて中段に構え、体勢が整ったら小さくコテを打ちます。
・仕太刀は左足から開き足で、右しのぎで小手をすりあげて、右足を踏み出して小手を打ちます。
・打太刀は剣先を左下に下げ、半身になって左足から左斜め後ろに大きく下がり、
・仕太刀は左足を前に出して左諸手上段に構え、残心。
・十分に残心をとったら、中段に戻ります。

手数が多くなってきましたね。
間違えやすいポイントをおさえておきましょう。

よくある間違いは、

日本剣道形6本目のよくある間違い
  • 下段の構えが高い
  • 下段から中段に上がってくるときに、打太刀が相手の剣を見てしまう
  • 払い小手になってしまう

の3点です。

下段の構えが高すぎる(または低すぎる)

下段の構えが高すぎ

解説書によると、下段の構えは相手の膝から3センチから6センチ下あたり、
となっています。ヒザより少し下に構えてください。(低すぎてもダメです)

おみ(剣道5段)
おみ(剣道5段)

上の写真の左は僕ですが、構えが高いです。
真似しないでください。

下段から中段に上がってくるときに、打太刀が相手の剣を見てしまう

相手の刀が自分の刀に当たる前に上段に構えないといけないのですが、
3本目のときと同じで相手から目を離してはいけません。(目付け)

コツは、相手の目かあごのあたりを見ながら全体を見ることです。
地稽古などでも相手の竹刀や小手を見ないように練習しましょう。

払い小手になってしまう

5本目のときと同じで、すりあげ技なので、
剣先は相手の中心にむけたまま
・刀が右にふくらんだ円を描くように振り上げて、右しのぎですりあげます。
・刀は少し左にひねっておくと右しのぎが使いやすいです。
・すりあげのとき、左手も右手と一緒に少し右に膨らむように振り上げるようにするとやりやすいです。

更にレベルアップ

おみ(剣道5段)
おみ(剣道5段)

仕太刀が上段に構えるところは、相手の顔にめがけて押し出すように大きく踏み出して上段に構えると更にいよくなります。
打ち太刀も大きく下がる必要があります。

日本剣道形 7本目のポイント

7本目は面抜き胴です。
太刀の形の最難関です。

7本目の流れ

・お互いに中段で構えて、右足から3歩前に出ます。
・打太刀が右足から一歩前に出ながら、刀を左にひねりながら(刃先は右下向き)仕太刀の胸を突きます。
・仕太刀は左足から一歩下がりながら、刀を右にひねりながら(刃先は左下向き)左しのぎで打太刀の刀を支えます。
・中段に戻り、打太刀が左足から前に出て、続けて右足を前に出して正面を打ち「ヤァァ!」
・仕太刀は右足を右斜め前に出しながら面を抜き、左足を踏み出して相手の右胴を打ち「トォォ!」右ヒザを向こう側につき、つま先をたてる。刀は地面と水平か少し下に維持。
・打太刀は仕太刀を見て(目付け)、
仕太刀は脇構えに構えて残心
・両者とも刀を振りかぶりながら相手に正面を向け、中段に構える。
・打太刀は左足を引きながら、中段に構える。
・仕太刀は右足を踏み出して立ち上がり、中段に構える。
・相手との距離を保ちながら、相手のほうを向いたまま元の位置に戻る。
・蹲踞(そんきょ)して刀を納め、立ち上がって元の位置に戻り、刀を右手に持ち替えて、礼。

注意するポイントは

3本目と違って、仕太刀は刀を開いて突き(気あたり)を受ける。
・打太刀は面を打ったときだけ目付が離れる。
・仕太刀は胴を打ったあとも目付は離さない
・打太刀は振り返ったあと脇構えに構えない。(仕太刀は脇構え)
・仕太刀は右膝をついたまま振りかぶって中段に構えるときに、右足を体の真後ろに向ける。(正対する)
・中段に構えたあと、戻るとき打太刀は大きく周り、仕太刀は小さく周る

更にレベルアップ

おみ(剣道5段)
おみ(剣道5段)

仕太刀は胴を切ったあと、血を払うために剣先は少し斜め下に向くようにします。
また、目付は絶対に離さないように注意です。

日本剣道形6本目と7本目のポイント(三段の昇段審査向用、動画付きで解説)まとめ

日本剣道形6本目と7本目のポイント(三段の昇段審査向用、動画付きで解説)まとめ

日本剣道形の6本目と7本目の解説をしました。
難しいので何度も練習しましょう。

3段の審査では1本目から7本目まで、太刀の形を全部やるので、1本目からしっかり練習しておきましょう。
3段ぐらいになると、審査の先生の目も少しずつ厳しくなってきます。

6本目の注意点(ポイント)は
・下段の構えは剣先がヒザより下に
相手の剣を見ない
・すりあげをしっかり。

7本目の注意点(ポイント)は
・3本目と違って、仕太刀は刀を開いて突きを受ける。刀を支えるように刃が左下を向くようにします。
・打太刀は面を打ったあとだけ目付が離れる。
・仕太刀は胴を打ったあとも目付は離さない
・打太刀は振り返ったあと刀を振りかぶる前に脇構えに構えない。(仕太刀は脇構え)
・仕太刀は右膝をついたまま振りかぶって中段に構えるときに、右足を体の真後ろに向ける。
・中段に構えたあと、戻るとき打太刀は大きく周り、仕太刀は小さく周る

でした。

三段の審査なら上記をしっかりおさえていれば大丈夫です。

小手をすりあげる技は、実践で小手すりあげ面などで練習しておくと、日本剣道形でもやりやすいです。
普段の応じ技の練習や、地稽古などでしっかり練習しておきましょう。

日本剣道形の総点検はこちらからどうぞ。
日本剣道形をわかりやすく解説【動画で重要ポイントを総点検】


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