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剣道の構え【中段の構え8つのポイント。初心者〜中級者向け】

剣道の構え(かまえ)と攻め
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剣道の構えの形はいくつもありますが、その中でも一番基本的な中段の構えについて解説します。
この記事を読むと、中段の構えで初心者〜中級者が注意しておくべきポイントがわかります。
構えは素振りや地稽古、試合、昇段審査など剣道の全てに必要です。
これから剣道を習う人や構えがフラフラする人、「攻め」がうまくできない方は必見です。

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剣道の構え【中段の構え8つのポイント。練習初日に習うこと】

剣道の構え【中段の構え8つのポイント。練習初日に習うこと】

剣道の構えは中段の構えが基本です。
中段の構えの他にも上段の構えや、上段に対応するための平青眼の構えなどがありますが、
初心者は絶対に中段の構えで始まります。

中段の構えのポイントは以下の8点です。

・足は右足が前、左足のつま先は左足のかかとの位置
・両足の距離はこぶし一個分開けて、足がガニ股にならないように注意
・両足のかかとはずっと地面につかない
・竹刀を握った左のこぶしがおへその前(こぶし一個分)にくる
・少し右肩が前に出るように半身にかまえる
・左の脇は少ししめる
・竹刀の握りは柔らかくゆったりと3本指で握る
・竹刀の剣先は相手ののど元に向いている

いっぱいありすぎて混乱しそうですが、構えた形はこれで決まります。
形を体で覚えてしまえば簡単です。

では順番にみていきましょう。

中段の構えの足は右足が前、左足のつま先は左足のかかとの位置

中段の構えの足は右足が前、左足のつま先は左足のかかとの位置

中段の構えの足はいつも右足が前、左足が後ろです。

左足のつま先が右足のかかとの位置にくるようにします。

両足の距離はこぶし一個分開けて、足がガニ股にならないように注意

両足の距離はこぶし一個分開けて、足がガニ股にならないように注意

両足の間が狭すぎると、構えた時に不安定になってしまいます。

いつもこぶし一個分は開けるように心がけましょう。

ガニ股に注意!

両足の距離はこぶし一個分開けて、足がガニ股にならないように注意

上の写真のように左足がまっすぐになっていればOKです。
左足のつま先が左を向いてしまう人は要注意です。

足がガニ股になっていると、力がまっすぐ進行方向に使えなくなってしまうので、
遠くまで踏み込むことができません。

特に左足は進行方向に向かってまっすぐになるように心がけましょう。

両足のかかとはずっと地面につかない

両足のかかとはずっと地面につかない

剣道では、かかとはほとんど地面につけません
踏み込みのときはかかとも地面につきますが、そのほかはずっとかかとは上がったままです。

左足のかかとは3cmぐらい、
右足のかかとも1mmぐらい上がっている状態を意識します。

左足は前に体を押しだすために一番良いかかとの高さを探しましょう

右足はベタ足でかかとがついてても良いと指導される先生もいるようですが、
右足もかかとが少し上がっていた方が理想的です。

送り足の時につま先が上がらないようにするには、かかとを上げておくのが一番です。

送り足については
剣道の送り足をマスターするには?【ポイントと注意点を解説します】
の記事で解説していますので、ぜひどうぞ。

竹刀を握った左のこぶしがおへその前(こぶし一個分)にくる

竹刀を握った左のこぶしがおへその前(こぶし一個分)にくる

中段に構えた時は
竹刀を握った左手のこぶしがおへその前ぐらいにくるように意識します。

左手が低すぎると竹刀が上がりすぎて小手や面にスキができてしまいます。
左手が高すぎると、竹刀が下がりすぎて面にスキができてしまいます。

竹刀が相手ののどに向いているようにイメージしてください。

左手が前に出過ぎないように注意!
構えた時は両手とも曲がっているのが正解です。

少し右肩が前に出るように半身にかまえる

少し右肩が前に出るように半身にかまえる

右肩が左肩より少し前に出るような形で、半身になるようにします。
肩は正面に対して、5度ぐらい右肩が前に出るようにします。

竹刀を振る時も右肩が少し前に出ていることで、打ちの時に両腕を伸ばすことができます。
体が真っ正面を向いていると、左ひじが曲がってしまう原因になります。

竹刀の剣先は相手の「のど元」に向いている

竹刀の剣先は相手ののど元に向いている

竹刀は必ず相手ののどもとに向けておくようにします。
竹刀の剣先の延長線上に相手ののどがあるように構えます。
これだけで、相手は前に出ることが怖くなります。

どのぐらいの高さかわからない人は、相手にも構えてもらって、鏡で確認しましょう。

竹刀が上や下に向きすぎていると、隙(すき)ができてしまいます

初心者の方は特に、竹刀が上がってしまいがちなので、注意して下さい。

いつも竹刀は自分の中心をキープするようにします。
相手も中心を取ろうとしてくるので、中心の取り合いになります。

左の脇(わき)は少ししめる

左うでは体にくっつけるようにして構えると、左手が安定します。
脇が開いていると、構えた時に竹刀がグラグラしてしまいます。

左手でしっかり構えることで、相手が中心を取ろうとしても、自分が中心を維持できるように意識しましょう。

これができると、「攻め」が生きてきます。

剣道の攻めについては
剣道の攻めを初心者向けに3つのポイントを解説します【攻めが弱いと打てません】
の記事で詳しく解説しています。

竹刀の握りは柔らかくゆったりと3本指で握る

中段の構えも他の構えも共通ですが、竹刀はいつもゆったりと
小指、薬指、中指の3本指で握ります。

人差し指と親指は使わないようにしましょう。
使うと変なクセがついてしまいます。

ゆったりと竹刀を握ることで、手の内が効くようになり、鋭い打ちができるようになります。

竹刀の握りは
竹刀の握り方【持ち方が間違っていると絶対に上達できません】
の記事で詳しく解説しています。

剣道の構え【中段の構え8つのポイント。初心者〜中級者向け】まとめ

この記事では剣道の構えの基本、中段の構えについて解説しました。

中段の構えは他の構えの基礎になる構え方なので、
初心者の方は必ずこの中段の構えから始めます。

中段の構えのポイントは、

・足は右足が前、左足のつま先は左足のかかとの位置
・両足の距離はこぶし一個分あけて、足がガニ股にならないように注意
・両足のかかとはずっと地面につかない
・少し右肩が前に出るように半身にかまえる
・竹刀を握った左のこぶしがおへその前(こぶし一個分)にくる
左の脇は少ししめる
・竹刀の握りは柔らかくゆったりと3本指で握る
・竹刀の剣先は相手ののど元に向いている

の8つでした。

素振りや打ち込み、地稽古、試合、審査などの時に、
この中段の構えができていないと先に進めません。

かまえも奥が深いです。
日々の練習で、きわめていきましょう。

構えの次は足さばきです。

足さばきについて詳しくは
剣道の足さばき4種類とは?【送り足、開き足、継ぎ足、歩み足】
の記事で解説していますので、是非見てみてください。

構えができるようになったら、素振りもしっかりできるようになっていきます。
素振りの総点検の記事も是非見ておいて下さいね。


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